どうにかこうにか25時間で完走。いやぁ、苦しかった。
これで昨年からの目標である念願のSR(シュペール・ランドヌール)になれました。
今回は天気が心配。ある程度雨が降るのを覚悟していたものの、なんと雨にはやられずに済みました。
雨だったら、絶対にリタイヤ間違いなし。とにかく、苦しかった。
では、各論。
朝、家では小雨。前日cerveloを積み込んでおいて、車で出発。
スタートゴール地点の日高の巾着田には7時30分前に到着。
丁度、8時スタートのブリーフィングが始まりました。
パパさんがいました。このとき、瞬間的ににわか雨。でも空は明るい。
私は9時スタート。
スタート→PC1(7-11高崎城山団地入口店)88km地点
名栗川沿いのK53、山伏峠。
K53は、うちの子供が小さい頃、女房の実家に夏行くと必ず川遊びにいった定番の場所。
走りながら10~20年前のことを懐かしく思いながら走ったのだ。
PC1には13時少し前には到着。走り出し、体がいまひとつ立ち上がらなかったが、時間的には予定より早かったか。
PC1→PC2(7-11嬬恋大笹店)161.4km地点
二度上峠、早くもかなり苦しい長い峠道。一度上がり、そこからもう一つ上っているということで二度上峠なんでしょうか。
思えば信越自動車が無かった頃に碓氷バイパスが主道で裏道として北軽井沢から帰るときに使ったことあるなぁ。
斜度は適度だが、長い長い。峠は1390m。そこから一気に下って、北軽井沢へ。
北軽井沢は、スウィートグラスキャンプ場の近くを通過。
この辺りも思えば、家族でキャンプに2度ほど来たことあるなぁ。ちょいと懐かしい。
そしてPC2へ。すでに200kmぐらい走り終わっている疲労感。しかし、まだまだたったの160km。
すでに17時。薄暗くなってくる時間だった。
PC2→PC3(ローソン長野善光寺下店)215.7km地点
ミラノ信州ツアーで二度ほど走った経験があるお馴染みの道。
鳥居峠は、嬬恋側からの上りは大したことなし。
鳥居峠を下って、菅平口から菅平へ上る。すでにあたりは真暗。
菅平は夜でも街は明るい。外灯もある。コンビニもある。
菅平から大笹街道(R406)を下る。下りの真暗な道なので、集中して下る。
そして長野市内。長野善光寺あたりは飲み屋さんも多く、その中を自転車集団が走る様子は不思議な感じ。
時間は22時過ぎ。
PC3→通過チェック(7-11高崎倉渕三の倉店)306.7km地点
とにかく、今回は、PC間の間が長い。この区間(91km)コース上にコンビニは無い。
K34で菅平まで上り。このK34が斜度10%以上が続く。おそらく15%近いところも。
真暗な中踏ん張っていると体が壊れそう。「ファイト、ファイト」声を出しながら上る。
いっしょに走っていた人にも気にしないで先に行ってもらった。
暗くて先も見えない。なかなか頂上が来ない。このままじゃ、足が終わりそう。
あきらめて長野側へ下ってしまおうかという思いが頭をよぎる。
仕方がない。足が終わってしまうのはまずい。この先まだまだ峠が控えているので歩くことに決めた。
全体の3分の1を歩いた。歩きながら、ここから長野側にもどることも考える。
この先には鳥居峠や大笹の上り、二度上峠も控えてることを思うと完走できないかも。
リタイヤする気持ちがよぎる。
歩いてるとどうにか上りが終わった。自転車で平たいところ3kmほど走って菅平。夜中。
自販機の周りで休憩。この場所全4名だった。ここで朝まで居るか。疲れがピーク。
思い切って出発。真暗な道を下り、鳥居峠へ向かう上りになる。
この辺りから路面が雨上がりの状態。にわか雨、空がチカッとしていたので雷雨の後のようだ。
鳥居峠はこちら側から上るとかなり長い。途中、休みを入れて立ちション。
暗くて周りの様子が見えないが道がなだらかになって下った。峠終わり。
道はウェット。水しぶきあげながらひたすら下る。あっという間に大笹の交差点に到着。
この下りは一部街灯あり。
大笹交差点から上り、北軽井沢。いっしょに走ってくれた人のライトがすごく明るいので助かった。
北軽井沢からいよいよ二度上峠へ。最後の難関。
北軽井沢で休憩しないでライトが明るい人についていったが、疲労が激しく、先に行ってもらってひとり暗い道で休む。立ちション。
二度上峠も無理せず、途中、2回ほど小休止した。真暗で霧も出てきていた。
視界はライトの届く狭い範囲だけ。音といえば猿の警戒音を発する声が遠くから聞こえるだけ。
何でこんな辛いことしているだろうと思う。
よし、歌を歌おう。「幸せは歩いてこない、だーから歩いていくんだねー。ワンツーワンツー」
水前寺清子だな。
休憩を終えて自転車にまたがり5m走ったら頂上だった。何せ視界が悪いの気がつかなかった。
頂上には10名近くが休憩中。大勢走っていることにここで気がつく。
後は下りのみ。時間はもうすぐ明るくなっても良さそうな時間。
すでに休憩済みだったのですぐに下る。途中、工事区間もあったので慎重に下る。
下っている間にだんだん明るくなり、そして夜明けがきた。すこし眠気が。
峠道を終えてからも下り基調で一気に通過チェックのコンビニへ到着。5時前後。
周りの人は休憩そこそこで出発したようだが、私は疲労があり、カップヌードルを食べてゆっくり休憩。
だって、まだ100kmも残っているだから。時間制限も気になるが。
→PC4(FM本庄児玉店)354.3km
下り基調で高崎市内へ。このとき千葉300kmでごいっしょしたビシバシさんと出会う。8時スタートで時間制限がやばいという。
高崎市内からビジバシさんの後を走る。私は時間的余裕はあったので、少しゆっくり。
そして、PC4。
→ゴール
この最後の46.2km。最後はパワーが割りと出る方であったが、途中、何人かに追い抜かれる。
とにかく疲れた。
結局、29日9:00スタートして30日9:58ゴール。
その間睡眠なし。長期休憩を取る余裕がなかった。
意外にも天候に恵まれたのが完走できた第一の要因だと思う。汗もすごい量だった。
車で来ていたので、帰りはサイボクハムのお風呂へ行った。
途中、信号停止すると眠ってしまう。危ない。3時まで仮眠して車の渋滞に巻き込まれ6時帰宅。
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